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更年期障害の症状と対策

更年期障害は、女性ホルモンの分泌が急激に減少し、ホルモンバランスが乱れるために起こります。女性ならだれでも経験するごく自然な体の変化ですが、女性としての喪失感や不調などに悩む人も多いようです。

更年期障害の症状

更年期障害の症状で多いのが、突然、カーッとのぼせて汗が出て、顔や胸が熱くほてり、動悸がしたり脈が早まるといった症状です。しばらくするとおさまりますが、症状がおさまったかと思うと、次々に違った症状が出ることもあります。


いろいろな更年期障害の自覚症状に悩まされ、病院で検査を受けても原因となる病気は見つかりません。また、更年期障害の症状は一定せず、更年期障害の症状の出方にも波があります。これを「不定愁訴」といい、更年期障害の症状の大きな特徴といえます。

通常、体がホルモンの変化になじむに従って、自律神経も落ち着いてくるため、これらの更年期障害の症状は次第におさまりますが、更年期障害症状が強い場合などは更年期障害症状に応じて必要な治療を行います。


更年期障害の症状の出方は個人差が大きく、まったく自覚症状がない人もいれば、あまり苦もなく乗り切ってしまう程度の軽い人、症更年期障害状が重くて治療が必要な人もいます。

更年期障害症状の出方や強さの違いは、次の3つの要因が複雑にからみ合って起こると考えられます。

@身体的要因

エストロゲンの減少が急激な人もいれば、なだらかに下がる人もいます。卵巣の機能だけでなく、体の各組織の機能低下やホルモンの変調に対する適応能力の差、以前から自律神経が失調ぎみかどうかも影響します。


A心理的要因

きまじめで完璧主義の人やストレスに弱い人は更年期障害症状が重くなりやすい傾向にあります。閉経を「女性でなくなる」など、マイナスイメージでとらえて、くよくよ悩んで更年期障害症状を悪化させるケースもあります。


B環境的要因

更年期は子どもの受験や子離れによる孤独感、嫁と姑の葛藤や老親の介護、夫の転勤や定年、薄れる夫婦のきずななど、いろいろな問題を抱えやすい時期です。さらに、職場や親類(親の死や遺産相続の問題など)、近所の人たちとの人間関係などの環境的要因がストレスとなって更年期障害症状を重くすることもあります。


更年期障害の治療法

近年、注目を集めているのが「ホルモン補充療法(HRT)」で、ほてりや発汗、不眠、イライラ、腟の萎縮などの更年期障害症状や、骨粗鬆症、動脈硬化など、生活習慣病の予防に大きな効果があります。この更年期障害治療法はホルモンの急激な下降がなだらかに行われるように、飲み薬や貼り薬で少量のホルモンを補い、体が無理なくホルモンの減少についていけるようにするのが目的です。20年以上前には、エストロゲン(卵胞ホルモン)だけを投与していたため、子宮体がんを発生・進行させる副作用が問題とされました。現在はプロゲスチン(黄体ホルモン)を一緒に用いることで、問題は解決できました。更年期障害の治療目的では健康保険が適用されます。

一方、漢方療法は全身の状態を整えて、体の変調に対する調整力を高める働きなどによって、冷えや頭痛、肩こり、めまいなどの症状に効果を発揮します。ホルモン補充療法より気楽に使えるのがメリットです。

市販の漢方薬は効き目が穏やかで、副作用が出にくいのが特徴です。薬局の薬剤師に相談して選ぶこともできます。

軽症の場合やホルモン療法に不安を持つ人は最初、症状に合わせて向精神剤(抗不安剤・抗うつ薬など)や自律神経調整剤、ビタミンE剤などを処方し、様子を見ます。

2006.12.26.12:35 | Permalink | Track Backs (0) |